2020年7月14日火曜日

認知機能低下の懸念



共同通信によりますと、
新型コロナ感染拡大の影響で、介護事業者の46%が、利用する高齢者の「認知機能の低下」を懸念していることが民間団体の調査で分かった。外出自粛が長期にわたり、高齢者の心身状態の悪化を心配する声が広がっている。

調査は介護施策の研究を行う「人とまちづくり研究所」が5月に実施。全都道府県の約5700事業所の回答を分析した。代表理事の堀田聡子慶応大教授は「外出や人との交流を控えたことが影響したとみられる。調査後、さらに悪化が進んでいる可能性がある」と指摘した。

ということです。新型コロナの予防はもちろん大事だけれど、過剰に自粛をした結果、言葉が出なくなったり、意欲が湧かなくなったりという状態は容易に想像できます。あまりに早く介護が必要になることは、本人にとって不本意でしょうし、家族や社会にとっても大変です。たった2週間の入院でも一時的にボーとした状態になられる方を見かけますが、これが2ヶ月外出自粛となると心配だし、そこからさらに家に籠るとなると認知機能の低下が懸念されます。今後、具体的な事例とともに大きな問題としてクローズアップされると思います。
もちろん、そうならないようにしなければなりません。