７月３１日。火星が地球に大接近したその日。H氏が９８歳で亡くなりました。Ｈ氏がいなければ今の元気が出る麻雀教室はありません。個人的にもたいへんお世話になった方です。
様々なことをこの数ヶ月の間に思い出します。すべては書けませんが、ひとつだけ。僕がマラソン大会の翌日。「筋肉痛がすごくて」と漏らすと「筋肉痛ちゃなんね」と質問されて、僕は答えることができませんでした。そうか、気やすく話をさせてもらっているけれど、戦争を経験され、確か同級生の男子がたくさん死んだと話されてたな、満州に渡り、命からがら戻ってきたとおっしゃっていた。筋肉痛など、もはや痛みでもなんでもないのだ。「痛み」というのは、マラソン大会の後にやってくる太ももの後ろにあるようなものではないのだと、そのとき思い知らされ、自分がどれだけ甘い人間であるのか教えてもらいました。筋肉痛などという言葉を気軽に使うのはやめようと決めました。
そういった意味で、Ｈ氏は当時最高齢でしたが、いっしょに麻雀させてもらったことは、僕にとってとても幸福なことでした。Ｈ氏が来られるようになったとき５０人くらいの会でしたが、どんどん参加者が増えるのをとても喜んでくださいました。もうちょっとで５００人になるよと言ったらびっくりしただろうなあと思います。
ありがとうこざいました。たくさんの方に喜んでもらえるよう頑張ります。
